【天才】と言う書籍が、販売数を増やしている。
石原慎太郎氏が田中角栄氏(1918年~1993年)を一人称で書き下ろした本だ。
1972年(昭和48年7月) 第65代田中角栄内閣となったお人である。
なぜ今、田中角栄氏なのか、本を読み漁りわかったような気になった。
私など、20代前半、田中=ロッキード事件の記憶しかないのだが。
【日本列島改造論】
http://www.tanken.com/kokudo.html
を見ると、
高速道路・北陸新幹線も北海道新幹線も構想の中にあった。
当時はオイルショックなどで改革は失速したが
現在を見渡せば、よよな形で影響を残しているのだなあ・・と思った。
多くの書物・対話を聞いていて、
今の日本にいるのかな・・・・田中角栄氏のようなお方は。
【できることはやる。できないことはやらない。しかし、すべての責任はワシが負う。】
【法律というのは実におもしろい生き物だ。
一行、一句、一語が大変な意味を持っている。
だが肝心なのは、法律が生まれた背後のドラマだ」
【世の中には、働いてから休む人と休んでから働く人がいる。
オレが上京するとき、お袋がこう言った。
「おまえは働いてから休む人になりなさい」】
【学生運動を繰り広げる若者たちがいる。経験が浅くて視野が狭いが
まじめに祖国の先行きを考え心配している。若者はあれでいい】
【戦争を知っている世代が、社会の中核にある間はいいが、
戦争を知らない世代ばかりになると日本は怖いことになる】
現在は、できること・できないことも曖昧にしつつ、責任は取りたくない
テレビでのコメンテーター各紙は、人気取り・政治家は票集めのような
憲法9条 改訂・法律改訂などなど、法律が生まれた背後まで考えて
賛成・反対とこぶしをあげているような。
ブラック企業・働き方(正社員・フリーター・派遣社員・パート)みな自分で選んだ道。
中小零細では、正社員も確保したい。働く側は、大きな企業を望むのか。
その中でも、働いて働いて・・・事をなすお方は現在でも存在する。
不平不満を表すのは絶対多数であり、事をなすために働きつめるのはごく少数であろうか。
BSフジで、石原慎太郎氏・堺屋太一氏・渡辺昇一氏の3人がそれぞれの視点で
【政治・外交・核武装論】と展開していた。
お三方の年齢は、83歳・80歳・85歳・・・・
この対談で気が付いたことは、人の話をさえぎらないこと・結論を先に述べる・
自分の責任においての発言であった。
他の討論では、我も我もと論客者は、話し始めるが、ずいぶんと異なるものだと思った。
その中で、【保育園おちた。日本死ね】のネット書き込みも取り上げられた。
1) 社会主義国家を望んでいるのだろうか。
なんでも国にやってもらうとは、国民も違う。
今、この国は、やらなければならないことが山ほどあるのだ。
そのうち【特別養老落ちた。日本は死ね】老人からこんな言葉がでるんじゃないの。
2) 保育園は、保育所で良い。国の規定が厳しく、なかなか進まない
国は、一つの言葉で国会という最高機関を動かすのは、国会議員も国民も
考えなければならないと結ばれた。
43年前の田中角栄氏・日本列島改革論から、今に生きる私たちは
何を学ぶことができるのだろうか。
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