20151119パリでの同時多発テロ事件は、多くの市民の命が絶たれた。
世界で起きているテロに震撼するばかりだが、欧米のメディアが自爆テロを【kamikaze】と表現している記事に目が留まった。

【kamikaze】 と言えば第二次世界大戦時に【神風特攻隊】という死を覚悟した艦隊や兵士を標的にした戦いであった。
現在のテロとは、一般市民を狙う無差別自爆攻撃であり、全く同じではないと言われつつも【kamikaze】の言葉が一人歩きしているような。

世界で起きているテロ事件は日本人も他人事ではなく、かって、テルアビブ空港乱射事件(1972年)は日本人によるテロ事件と言われる。
テルアビブ空港乱射事件 – Wikipedia

同年上記テロの3か月前には、浅間山荘事件
あさま山荘事件 – Wikipedia

成人になっていた私は、テレビでその様子が放映されているのを脅威を感じながら見ていた記憶がある。
この事件の加害者のご家族は、自殺をしたり一家離散になったりと、不幸にも人生をストップしてしまったと聞く。
日本でも、テロ(その当時はテロという言葉が使われていなかった)はあったという事実。

今、世界で起こっているテロ事件が及ぼすものは計り知れない。
中東諸国からの難民を受け入れているのはEUでありアメリカであるが、多くの国々がフランスでのテロを機に難民受け入れ拒否を宣言し始めた。
人道的に考えればという意識の中で受け入れをしてきたのだろう。

祖国から逃げ、難民にならざるをえなかった多くの人々が受け入れてくれた国々から、こんどはどこに行けというのだろう。

中東とは?を知ることから始まるのかも知れない。
下記参照ください。
中東戦争 | ニューワイド学習百科事典 | 学研キッズネット

宗教の問題・格差の問題などなど論じられているが、かって日本も戦争で親を亡くした人々の物乞い。
歌にもあるようにガード下の靴磨きなどなど、貧しい人々と財閥という富を持った人々との格差があった。
知らない人々の方が多くなったような。
歴史を知らずして、現実に起こる問題を理解するには困難なのかもしれない。

世界で起こっている問題は、国と国・組織と組織であるが、この日本では、毎日報道されない日は無いほど個人と個人の問題が、殺害や傷害・自殺いう形で表れているように思う。
物資は豊かになったにも関わらず、個人の不満は募るばかり。
【楽園】を辞書で引けば「苦しみの無い幸せな暮らしができる所」とある。
この幸せの度合いが、千差万別である。
日本では、過去歴を知り今を知れば楽園そのものだと理解できるが、中途半端で生きているとそれすらも忘却してしまうのかもしれない。

【足るを知るものは富む】
※満足することを知っている者は、たとえ貧しくとも精神的には豊かで、幸福であるということ。
※人間の欲望にはきりがないが、欲深くならずに分相応のところで満足することができる者は、心が富んで豊かであるということ。

『老子』に「足るを知る者は富み、強めて行う者は志有り満足することを知っている者は富者であり努力している者は志ある者であると言える」と説かれている。
続きは・・・・別日に。

投稿メンバー

江本ヒロミHiromi Emoto
神奈川県出身
いつまでもあると思うな親と金。
心も大きく体も大きいが病気は一切無し。心身ともに健康。