ウルグアイ国の元大統領 ムヒカ氏の本を手に入れることができた。
本のタイトルは[世界でいちばん貧しい大統領さんからきみへ]
リオの地球サミット(2012年)でスピーチ。
多くに人が感激をし、多くにムヒカ氏に興味を持った。
ムヒカ氏のスピーチ(転記可能)
http://hana.bi/2012/07/mujica-speech-nihongo/
日本では、何冊もの本となった。それも最近の事だ。
[西洋の富裕社会が持つ同じ傲慢な消費を世界の70億〜80億人の人ができるほどの原料がこの地球にあるのでしょうか?
それとも別の議論をしなければならないのでしょうか?
なぜ私たちはこのような社会を作ってしまったのですか?]
マーケットエコノミーの子供、資本主義の子供たち、即ち私たちが間違いなくこの無限の消費と発展を求める社会を作って来たのです。マーケット経済がマーケット社会を造り、このグローバリゼーションが世界のあちこちまで原料を探し求める社会にしたのではないでしょうか。]と始まっていた。
「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」
根本的な問題は私たちが実行した社会モデルなのです。そして、改めて見直さなければならないのは私たちの生活スタイルだということ。
幸福が私たちのもっとも大切なものだからです。環境のために戦うのであれば、人類の幸福こそが環境の一番大切な要素であるということを覚えておかなくてはなりません。
(スピーチの抜粋)
参照元 Read the original here: http://hana.bi/2012/07/mujica-speech-nihongo/#ixzz3ou6J3l7E
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2015年10月11日放映 フジテレビ「Mr.サンデー拡大スペシャル」に何気なくチャンネルたたいていると、ムヒカ氏が話をしていた。
実は家の近所に10軒か15軒ぐらいの日本人家族がいた。
花の栽培のきっかけはその日本人家族だったのだ。幼いムヒカ大統領も育て方を教わり家計を助けた。農民の思考で狭い土地に多くのものを耕していた。
「50年前の私たちは富を平等に分配することによって世界をより良くできると考えていたんだ。でも、今になって気付いたのは、人間の文化そのものを変えないと何も変わらないということだ」
「私はみんな豊かさというものを勘違いしていると思うんだよ。大統領は“王家のような生活”“皇帝のような生活”をしなければと思い込んでいるようでね。だが、私はそうは思わないんだ。多数の人と同じ生活をしなければいけないんだ。国民の生活レベルが上がれば自分もちょっとだけ上げる。少数派じゃいけないんだ。」
http://blogs.yahoo.co.jp/moritakeue/13531353.html
下記、Mr・サンデー(フジテレビでのムヒカ氏の言葉)
──国を治める者の生活はその国の平均でなければならない──日本の国のすべての政治家たちにも聞いてもらいたい。
「ペリー提督がまだ扉を閉ざしていたころの日本を訪れた時の話さ。時の日本は『西洋人は泥棒』って思っていた時代だね。あれは間違いではなかったけど、賢い政策で対応したとは思うよ。西洋にある進んだ技術に対抗できないことを認め、彼らに勝る技術をつくろうと頑張ったんだ。
そしてそれを成し遂げてしまった…。でもそのとき日本人は魂を失った。」
「人間は必要なものを得るために頑張らなきゃいけないときもある。けれど必要以上のモノはいらない。幸せな人生を送るには重荷を背負ってはならないと思うんだ。」
「長旅を始めるときと同じさ。長い旅に出るときに、50kgのリュックを背負っていたら、たとえ、いろんなモノが入っていても歩くことはできない。100年前150年前の日本人は私と同意見だったと思うよ。今の日本人は賛成じゃないかもしれないけどね。」
多くのモノを持たず、それ以上を望まなかったかつての日本人。
「足るを知る」を美徳とした文化は大きな変貌を遂げてしまった。
「産業社会に振り回されていると思うよ。すごい進歩を遂げた国だとは思う。けど、本当に日本人が幸せなのかは疑問なんだ。西洋の悪いところをマネして、日本の性質を忘れてしまったんだと思う。日本文化の根源をね。」
「幸せとは物を買うことと勘違いしているからだよ。幸せは人間のように命あるものからしかもらえないんだ。物は幸せにしてくれない。幸せにしてくれるのは生き物なんだ。」
「私はシンプルなんだよ。無駄遣いしたりいろんな物を買い込むのが好きじゃないんだ。その方が時間が残ると思うから。もっと自由だからだよ。」
「なぜ、自由か…?あまり消費しないことで大量に購入した物の支払いに追われ必至に仕事をする必要がないからさ。根本的な問題は君が何かを買うときお金で買っているわけではないということさ。そのお金を得るために使った『時間』で買っているんだよ。請求書やクレジットカードローンなどを支払うために働く必要があるのならそれは自由ではないんだ。」
私たちは、いつの間にか、ほんとうの幸せとは何か、人間が生きる目的とは何か、を見失ってしまったようだ。
幸せに暮らすため・自由でいるため・みんなが物を欲しがらない暮らし……
「その世界は実現可能だと思いますか?」
「とても難しいね…」と言いながら、ムヒカ前大統領は、インタビュアーに向かってこう言った。
「君が日本を変えることはできない。でも自分の考え方を変えることはできるんだよ。世の中に惑わされずに自分をコントロールすることはできる。君のように若い人は。恋するための時間が必要なんだ。子どもができたら、子どもと過ごす時間が必要だし、友達がいたら友達と過ごす時間が必要なんだ。」
「働いて、働いて、働いて、職場との往復を続けていたら、いつの間にか老人になって、唯一できたことは請求書を支払うこと。若さを奪われてはいけないよ。ちょっとずつ使いなさい。そう、まるで素晴らしいものを味わうように…。生きることにまっしぐらに。」
最後に「日本の子どもたちへのメッセージ」を寄せた。
日本にいる子どもたちよ。君たちは今、人生で最も幸せな時間にいる。
経済的に価値のある人材となるための勉強ばかりして早く大人になろうと急がないで。
遊んで、遊んで、子どもでいる幸せを味わっておくれ。
今回は引用文となりました。
すべての内容を記することはできませんでした。
ぜひ、本・各HP等々ご一読なさってみてください。
私はと言えば,考えさせられる言葉ばかりでした。
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