猛暑から、急に秋の気配。一時の暑さ忘れのような。
それでも、体も心も一息つける。
怠慢になっていた心身が行動したくなるから、気温の高低は人間にもおおきな影響をあたえているようだ。
予想もできない多くの災害は、日本全国どこにでも起こりうることだと認識をする必要があるようだ。
今回の広島での出来事は、避難情報がでなかった。
あっというまの出来事だった。
真夜中であった為に避難勧告が公示されたとしてもかえって危険であった。
地形の問題もあった。
よよな事が重なり甚大な被害となった。
昨今の気象は、めまぐるしく変わりいく。
安心は、ありえないと心し準備も必要だと再認識をした。
昔は、住所の谷・沼・池・瀬・崎・浜・川・沢・潟・・・などが付いている場所は沼地であったり、水辺・湿地・海岸・海であったと聞いた記憶がある。
山に囲まれていたり、山に挟まれている低くて平らな土地は【谷底低地】いわれており、谷に土が堆積されてできた土地とも聞いたものだ。
今回の広島の災害地は、【蛇落地悪谷(じゃらくじあしだに)】と言われていたと報道も聞いた。
かって、蛇が降るような水害が多かったため。悪い谷・悪谷と名がついていたという。
現在は、何丁目何番地という表示に変わっているため、なかなか昔の地形は想像できなくなった。
住宅や土地を購入するにあたり、先人の教訓や地形・名称まで調べて購入する人は、現在にはなかなかいないかもしれない。
どこの土地も綺麗な響きの名称を、不動産業者が土地開発をするときにつけたわけだ。
先人の知恵は、開発により脆くも崩れ去り、宅地開発が急がれてしまったわけだ。
自然災害からできた地名(裏辺研究所HPより)
今回の災害を目の当たりにして、先人の言葉や知恵には、それなりの意味があると、つくづく思う。
地名に関して、こんなに本が出版されていることを知った。
【あぶない地名】災害ハンドブック 幻冬舎新書
【この地名が危ない】 幻冬舎新書
【日本の地名】 岩波新書 などなど出版されていた。
早速、購入へ。
先人の戒めを、新たに学ぶという機会をいただけたような。
私達は、戒めはできるだけ目をそむけ・耳を塞ぎ、綺麗な言葉や想像する自分なりのイメージで、先人の言葉や知恵を削除してきたのではないだろうか。
40前頃から、産めや増やせではないが、住宅という需要があり、土地開発が進み供給が始まったわけだ。
団塊の世代の多人数が住宅購入へとなり、同時に核家族化がスタートしたわけだ。
土地開発は、ありとあらゆるところにおき、地名も響きの良い綺麗な地名に変わっていった。
40数年立ち、こんどは家あまりが始まった。
あと何年で、家あまりの報道が踊るのか・・・・。
核家族かは、文明のように言われ続け、その結果先人に学ぶこともなくなり、いろいろな歴史も中断されてきたのだろうか。
自分自身の戒めをこめて、先人に学ぼうと思う。
そして、後輩につないでいければと思う。
災害被害者のお方が、「ここには住めないナ・・」と呟いた姿の放映が妙に頭に残っている。
災害があとをたたず、多くの被災された皆様が、お元気になられるように祈らずにはいられない。
多くの方々のご冥福をお祈りすると共に、新しい生活がスタートできることと心の安定を祈るばかりである。
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