【値上げの夏】と言う言葉を実感していると言われる方が多くなりました。
日本の景気は上向きと言われつつも、給料UPまでには、まだまだほど遠いような・・・。
政権交代が、生活は良くなるだろうと弾ませていた気持ちも、一般の家庭には実感としては、まだほど遠い(大企業・お役所勤務であれば、実感はあるだろうか)。
電気料金・ガス・ガソリン(円安状況ではあたりまえ)原料高騰では小売値は、まだまだUPするだろう。
食品も、じわじわと値段のUPや値段は変わらないが・・・量が減っているものも目につくようになってきた。
家庭生活での、値上げとは逆に、外食や旅行にかける費用は多少なり懐が緩んできたといわれるが、こちらもごく一部の人かもしれない。
高級車も、復活しているというが、こちらも一部のお方であろう。
経済が上むいても、給料UPが確実でなければ、お金はやはり世の中に回りでない。
お金が出まわらなければ・・・経済の復活にはならないのだろう。
それでも、ごく一部のお方が、ジャブジャブとお金を使ってくれることを願う・・・・他力本願だか。
とある家庭を訪問する都度、なんと素敵な家族だろうと思う時がある。
1)40代のご夫婦である。16歳と14歳のお子達である。
子どもたちの年齢では、挨拶はするものの一緒に会話をするなどあまりないのが普通であるが、何時行っても、ワイワイガヤガヤ、みな言いたいことを言い合いながら笑いが耐えないのだ。
自分の将来のことも話すし、こちらが世間の事を話すと・・・それを聴く耳を持ち合わせている。
ご両親も、懸命に働き、どうしても時は、ご夫婦そろって、ドカン暮らしもできるよね・・・と笑う。
20代からのお付き合いであり、このご家庭の一人一人の成長が何とも心地よい。
良く見れば、お母ちゃんが肝っ玉母ちゃんである。
昔から良く言われている、【家庭は母でまわる】ということだ。
2)50代のご夫婦 子供22歳と20歳
若い時に厳しい仕事をし、お給料も、通常の人の3倍も得ていた。
もちろん、子育て(今で言うイクメン)のお手伝いなどできる状況ではなかった。
体の事を考えれば転職しなければならず、現在はタクシーのドライバーとして働いている。
給料は、1/4 家のローンも残す所わずかになった。妻も仕事を始めて10年がたった。
子供の一人は、大学を卒業し今年から新社会人となった。
もう一人は、大学二年生となり、親業はあと2年・・・と。
それぞれ、好きな道を進むための大学生活であった。
少ない収入をやりくりし、子どもたちが希望する学業にはお金を使った。
こちらのご家庭も、なんやかんやと言いながら、家族でまとまっている。
二つのご家庭共に長い年月(20年以上)のお付き合をさせていただき、独身から、配偶者を得て、こどもが生まれて・・・・という歴史を見守ってきた。
どちらも共通しているのは、見栄をはらず、その時々の生活をおくることができている。
そして、夫を建てるという行為が普通のように行われている。
(たまには、妻の愚痴を聞くこともあるが・・・・・・)
母ちゃんが、あちこち出かけるタイプでもなく、着飾るわけでもなく、お金の不平不満を、夫にあからさまにぶつけるわけでもなく、その都度、やりくりをして生活を支えているご家庭だ。
何よりも、夫に求めることをしないのだな・・と思う。
一家の主として認められる、母ちゃんがいることにより、子どもたちはスクスクと育つのだろう。
人の話を聴く耳を持ちあわせていることかも共通かもしれない。
このご家庭が、今の時代珍しいのかもしれないが。昔は当たり前の家族の姿ただったような。
反面、DV 夫の暴力や、家庭のことができない主婦が多く見聞する。
DVと言えば、男性が女性に与える苦痛である。
メディアを賑わすのも男性が女性へである。
表面に出ない、女性が男性へのDVが増えているという。
男性は、メンツがあり、あまりオープンにされないというが水面下では多々あるという。
こんな話を聞くと、別れ話からの殺傷事件など・・・ただ単に事件で片付けるだけでは男女間の事件は、少なくなることはないのだろうと思ってしまう。
事件になってしまった【事実】は何かが大事なことであるように思うのだが。
もちろん、事件はあってはならないことであるし、法から言えば罰せられて当然かもしれない。
イクメンも日本では、なかなか浸透しない。
社会は、そう甘くないのが現実であろう。
海外では、夫婦がフィフティー・フィフティーという考え方ができるがゆえ、イクメンも浸透をするという。
日本では、上手く言っている時は女房が家庭を仕切り、上手く行かなくなれば夫が悪いという。
今時の家庭の特徴なような・・・・。
フィフティー・フィフティー的考え方には、ほど遠いのが現実であろう。
ミルクのやり方が違う・おむつの変え方が違う・・・・こうしてああしてという叫び声か聞こえる。
日本の女性は、イクメンを望むが、結論的に言えば、子供は女性のものという概念が強く、夫に育児を任せることができないのが現実なのだろうか。
日本に本来のイクメンは育たない風土かもしれない。
前記載のご家庭は、古くて新しい家庭かもしれない。
女房は、強くてよろしい。
その強さを、どこに使うかが問題かもしれない。
女性は、言葉という武器を持っている。
男性は、言葉の武器に対応することを好まない。
日本の女性は【奥ゆかしい】と言われてきたものだが・・・。
こちらも死語になりつつあるのだろうか。
なんて言っても家庭は、母ちゃん・・・。
日本も女性が変われば、良くなるかな・・・・家庭と同じかもしれないなと思うこの頃である。
我が反省もこめて。
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