家計簿をつけている人は、どのくらいいるのだろうか
電話…【昔】固定電話 【今】家庭でも一人一人の携帯電話。家計費は大幅UPしているような。
車…【昔】我が家に1台 【今】家庭で2台は当たりまえ
通信費…【昔】ネットなし 【今】ネットを使っての通信費
電気代…【昔】冷暖房1台あればよし 【今】各部屋に冷暖房機・除湿機・空気清浄機・塾費用・お稽古事・スポーツの課外費用は右肩上がり
妻と子供4歳と1歳の場合
※ 昔は手取り18万(厚生年金・健康保険・民間生命保険・持株会などなど差し引かれ)
住宅ローンの9万(金利9%時代)・主婦の年金 6.300円(正確な金額ではない!!)・幼稚園 10.000円・お稽古(水泳)5.000円・お習字(3,000円)
3歳保育は、都会とお金持ちの時代。1977年~時代だった。
車は、1台 新車など購入できず、中古自動車であった。
外食・・・幼子を連れての外食はなし・野原や公園を駆けずり回り・おやつは、もっぱら手作り
子供の衣服は、親のセーターなどほごして、再度作り直し・甚平さんも手作り・・・
その頃の子どもたちの写真をめくって見ると、生活感が蘇る。
長い夏休みは、近くの河原や自宅でのプール(とびきり大きいプールであったような)
そうそう、お誕生日ケーキは、もちろん購入なし、手作りのイチゴのバースデーケーキ。
甘みが少なく、お陰で虫歯の心配もなかったな・・・。パンのみみも大活躍だったような。
町内会費や交際費・夫のお小遣い・医療費(子供も病院は無料でなかったな・・)の支出。
正露丸やバッファリン・宇津救命丸が常備薬だったような。
子供手当て・・・なかったな・・・・。幼稚園の補助金・・・なかったな・・。
子供手当ての歴史を遡れば
1972年制度のはじまり。5歳未満の第3子以降 月額3,000円
1975年義務教育が終了する前の第三子以降 月額5,000円
1986年義務教育が終了剃る前の第二子以降ニ子 月額2,500円 第三子 5.000円
1992年三歳未満の第一子・ニ子 月額5,000円 第三子 10,000円
2004年小学校三年生まで、第一子・ニ子 月額5,000円 第三子 10,000円
2006年小学校六年生まで、第一子・ニ子 月額5,000円 第三子 10,000円
2007年三歳未満の第一子 月額10,000円・三歳以降の第1・2子は各5.000円
制度の大幅改定
2010年子ども手当、中学終了まで 一人月額13,000円
2011年3歳未満は、月額15.000円 3歳以降 中学終了まで 月額10,000円
医療助成金も・・・ほ・・・・全国市町村で制限はことなるが参照下さい。
医療費助成|子どもの低身長と成長障害について考える成長相談室
現在手取り18万円であったら・・・・(厚生年金など社会保険費はUPしている・・)
妻・子供4歳と1歳。
住宅ローン7万円(1.2%位で計算して)・主婦の年金 0円・幼稚園25,000円・水泳 7,000円(週1回)・習字 3,000円・車2台(新車)・携帯2台・PC関係・医療費 無料・幼稚園補助金あり・衣服は購入・外食は当然・お金のかかる遊び
このように比較をしてみると、医療費(市町村で異なる)無料・子供手当てあり・幼稚園の補助金制度あり・・・・社会保険料は確かにUPをしているが, 高額医療の現金支給制度もできている。
2007年からは入院治療に対して、2012年からは外来診療で高額治療費の現物支給も始まっている。
高額療養費 – Wikipedia
もう少し子供年齢が高くなれば、学費の無料化もできた。
税金からいただくものも増えているな・・・と感じるのだが。
1977年時代の生活は、そんな不満足ではなかったような気がしなくもない。
家を購入すれば、自由になるお金もなくなるわけだが、なんとか暮らしていたと思える。
社会から、いただくお金はなかったに等しいが、今の時代のように、税金からの助成金をいただいていても、不満分子はますます増えているように思う。
家を購入することは、人生の大イベントであった時代、箱物の建物は整っても住宅内の品々は、少しずつ揃えていったものだ。
今は、建物も内部の品々もきちっと整えて生活をするという方向に変化をしてきた。
その分、借入金が多くなったり、貯金の目減りとなるわけだ。
楽しみは、すべて整えてしまうと、もっともっとと不満がでてくるのかもしれない。
箱物だけ整い、あとは少しずつ買い足していく様は、お金を大事にし、次の楽しみに為にがんばれるのかもしれないな・・と昔を振り返れば・・・。
今と昔、どちらが良いか、天秤にかけられないが家計簿は時代を遡り、現在を見つめるのに役に立っている。
36年大昔の家計簿を見ていて、今の時代も、そう違いはない。
要は、過去を知り・今を知ることにより、不満分子はない・・ということであろうか。
楽しみや・夢は、素早くすべてを手に入れてしまうより少しずつ少しずつ、手にいれていくことかもしれない。
人生・・・・長~い。
1977年~36年の年月が過ぎた。
大きな贅沢はできなかったか、それなりに・・・・まあまあの人生であったな・・と
家計簿は、自らの人生の真実を映し出している。
アバウトでもいいから、遠いい将来を振り返られ、自らの努力や忍耐の歴史
そして、喜びの記録かもしれない・・・・・。
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