20130509大型連休も終わった。
7日の日の働く人々のインタビューは、「もっと休みであれば・・」「疲れた・・」
覇気のない顔つきで答えていたのが印象に残った。
それにしても、いつでも道路は渋滞・新幹線は160%増しの乗車・飛行機も満席・・・
その割に、近くの公園などは、思う存分子どもが走り回れた。

東京から、信州へ 朝5時に出発、PM5時に宿到着
山梨へ、AM9時出発 PM3時キャンプ場に到着・・・・と聞いた。
現地で、遊ぶ時間は少しで、往復に費やす時間がほとんど。
まあ・・日本の大型連休は、いつもこんな具合だ・・・それでも行かねば・・・・であるのだろう。
休みを個別に取れるバカンスとは違うわけだから・・・この国の大型連休は、こんなものかと思える。

【花まる学習塾】をご存知な方は多いだろう。
連休中に本を引っ張りだした。
その中で、高濱政伸代表の本を広げてみた。
【伸び続ける子が育つ、お母さんの習慣】
【我が子を[メシが食える大人]に育てる】
【花まる学習会の育て方】
あっという間に読み終わることができるのだが、繰り返し読み返している。
我が子は成人であるがゆえに、私にとっては過去の育児・接し方の反省なのかもしれないが、それでも本をめくるのにはそれなりに必要な書となっているのだろう。
賛否両論はあるだろうが。

学習塾であるわけだが、生活に関して書かれている。
点数をいかにとるという、小手先(失礼な言い方かもしれない)の学習塾ではないことが伺われる。

[三つ子の魂100までも]という諺が昔からあるが、昔人の私などは医学的文献からだけではなく、生活習慣は3歳までだよ・・・・と多くの先人に言われていたものだ。
※胎児期から3歳までが、人間の一生のうち、もっとも急速に発達する時期と言われ、育児環境の質の善し悪しが、発達する脳の組織と機能に迂深い影響をおよぼすという脳医学の発達で顕著に文章化されるようになった。

子供にとって、母親は絶対な存在であると書かれている。
全くその通りで、幾つになっても[お母さんの存在は]絶対論であると私も思う。
昨今では、【お母さん、嫌いになってもいいですか】などという本もあるにはあるが。
幼児期・児童期の「家庭環境」にあって、とくに「母親」が重要なカギを握っていると確信していると記載されている。
そのために「母親学級」を開催しているという。
子供の問題の背景には、必ず母親の心の不安定があるとも記されている。
(伸び続ける子が育つ お母さんの習慣の文献より)

核家族化が進み、おせっかいおばちゃんの不在。
子供に触れ合っていない人が母親になる現実。
などなど・・・・・。
私も今だからこそ、客観的に子育てを見られるが、実際に当事者の時はそうも言っていられなかった反省がある。

兎にも角にも、子供らが、結婚をし子を持ち、家族を養う為に、メシが食えている状況であるわけだが、一般の社会人として・人間としては正常値なのかもしれない。
たまに発する我が子の発言や行動に、育児の誤りを感じる時もあるわけだ。
その度に、未熟な母親だった時代を振り返ることになる。

現在は、雑誌やメディアに踊らされる育児なのかな・・・と思えるし、断固とした基本を母親が身につけておければ、右往左往しないのかもしれない。
その鍵を握っているのは先人の母親であるわけだが、成功例は話しても失敗例を話してくれる人は少なくなっているように思う。

振り返れば、失敗ばかりの人生だが・・・・それなりに元気に明るく暮らせること。
子供らも新しい家庭をつくり、生活できること(この先に長い人生はわからないが)、世間一般で言えば、仕事を持ち・結婚し・子が生まれ・家計管理もできるとなれば、【花まる】かもしれない。
本当に小さな【花まる】だけれども。
育ててくれた両親や叱ってくれたまわりの先人に感謝しかないな・・と思えるこのごろであります。

経営トツプが綴る【一日一話】 PHP研究所発行
副題 仕事と人生を考える366の視点
多くの経営トツプの話は、実に面白い。1999年発行だが・・・古くなったとは思えない。
366人のお方が、どんな家庭で育まれたのか知りたいところでもある。

私の大型連休は、草むしり・書類の整理・本の整理・・・・で終わったが、何年も前の本を、再度捲ってみれば、新しい発見がある。
この捲る作業が・・・・整理を遅らせるわけだ。わかっていてもやめられない !!

女性(母親含む)は、世の中を動かす子どもたちを育てるという、何とも責任のある大仕事をしているわけだ。
今流行の【夫源病】などに「なるほど」などと話題を彷彿せず、男女の脳の違いも科学的に解明できているわけだからお互いを理解できればいいのに・・・。

ずいぶん前の話だが、【「母原病」という本があった。
副タイトルは母親が原因で増える子供の異常(1979年)
であった。
医学的にできないと批判もありましたが、ベストセラーでもありました。
子育て真っ最中だった私は、真剣に読んだ記憶がある。

時代は変わっても、表現が変わっても【お母さん】は、家庭での潤滑油。
夫との関係を論議している間に、母は沢山学び・・・大事な子供をたくましく・おおらかに・健康に育て、社会の一員になれるよう導きくのが仕事かもしれない。

母の日を前に、【母】と名がつく本が沢山あることを知るのも良い。
お母さんの本は、本当に沢山ある。お母さん、学び続けましょう・・・・
子供の為、夫の為・・・家族のために・・・・賢くありたいものだ。

投稿メンバー

江本ヒロミHiromi Emoto
神奈川県出身
いつまでもあると思うな親と金。
心も大きく体も大きいが病気は一切無し。心身ともに健康。