20130419日本の明るい兆しの報道が多いなか、三宅島をはじめとした地震活動が活発になっている。
海外では、インド付近(イラン・パキスタン国境)やニューギニア付近(インドネシア)でも大きな地震が起きている。
3.11以降、少し地震活動が治まったかのように感じていたが、自然の脅威はいつでもどこでも安心をしてはいけないのだろう。
ボストンマラソンでの爆発の報道は、またもやテロなのかと戦慄が走った。
北朝鮮の問題も、その後どうなるのかという不安は拭い切れない。
ともすると明るい兆しに心も動かされ、過去の災害を忘れてしまいそうになる。
亡くなられた方のご冥福を祈ると共に、危機管理を怠ることはしてはならないとつくづく感じました。

日本の空き家の数にビックリである。
何年も前から言われつづけてきていることだが、国も自治体も手をつけはじめた。
なんと756万戸?(2009年度で)
http://grading.jpn.org/Divy1802007.html(ご参考までに)
大都会である東京でも、この空きや対策には頭を痛めているという。
台東区では、空き家を撤去するにあたり100万円の補助金をだしたことにより、取り壊し家屋が出始めたと聞いた。
義母の家の取り壊しには、180万円の諸費用がかかった記憶がある。
当然、家の持ち主が解決しなければならないことを、ここでも公金を使うのかと思うと、自らの事は自らで・・・という言葉は死語になりつつあるのだろうかと不思議に思う。
【オヤイエラボ】という勉強会があり、親の家をどうするという情報を真剣に見つめる人々もいる。

空き家をビジネスとして、古い家に価値を見出し、販売したり賃貸物件としている会社が放映された。
http://www.realtokyoestate.co.jp/about.php
若い人々のビジネス感覚にブラボーと言いたい。
新築にこだわらず、少しの隙間風などなんのその、マンションより子供を育てるには一戸建て・・・なんて言っても、日本の国中空き家だらけ。
これからますます右肩あがりであろう。
空き家の処理まで、公金といわれるお金を使うことにより物事の解決をするが、集まる税金は年々少なくなり、公金として補助されるお金が莫大に膨らむ。
結果、税金を上げなければならなくなり、そのツケは国民にくるわけだが、その場しのぎの対策は、私達国民に真の豊かさ・幸せをもたらすのだろうか。

自動車事故で、こんな話を聞いた。
「止まれ」の標示がある道路で、自転車が止まらず走ってきた。
そこに自動車が通り、自転車は自動車を回避するために…転んだ。
自動車の運転手は、転んだ自転車の高校生の為に、救急車を手配した。
ところが、高校生の母親は、自動車事故であると主張し、慰謝料の請求となったと聞いた。

また、タクシーのドライバーのお方は、バイクが単独で転び、足の上にバイクがのっかったまま立ち上がれないバイクのドライバーに気遣い停車した。 きっと通行人かどなたかが警察に連絡をしたのだろうか。
すぐさま警察がやって来て、事故扱い・加害者としての聞き取りをされた。
たまたまバイクのドライバーが、話ができる状態だった為、事故ではないことを警察に伝えられたという。
タクシーのドライバーは、これから親切をすることに悩みますと言われた。
もし、相手が口を聞けない状態・もしくは死亡の場合を考えると・・・
親切心で事故を目撃しても、車を停めるか否か躊躇するという。
ネットでは、交通事故交渉人などというHPもある。
もちろん正しい交渉もあるが、1円でも多く保険金をもらうということは交通事故だけでなく沢山ある。
こちらも結果的には、一人一人の保険料が年々UPしているわけだ。

とあるお方が、昔はお互いさまですからという言葉があったが、今はいただけるものは何でもいただくという風潮に変わってきましたと嘆かれた。
ただ、声を出して言えないという諸事情もあると。
真実は、いつでも葬られ、何でもいただくよ・・・という人々が蔓延したら、この国の行く末は・・・決まっているように思うのは私だけだろうか。
豊かさは、お金だけではなく、まして人のお金・公金のお陰での豊かさは、ほんの一瞬のことであろう。
自らが汗水流した報酬として受け取ることが、心身共に豊かなのかもしれないと思う私は、時代遅れの古い人間かもしれない。

投稿メンバー

江本ヒロミHiromi Emoto
神奈川県出身
いつまでもあると思うな親と金。
心も大きく体も大きいが病気は一切無し。心身ともに健康。