暑い・・と言いたくないが暑い。
節電を心がけてはいるが、一方では熱中症になる前に冷房をつけようというアナウンスもでている。
土のある場所に比べると、アスファルトで覆われた街なかの暑さは半端ではない。
外で仕事をしている多くの方々が命を落とさないようにと願わずにはいられない。

昨今の【いじめか喧嘩か】が取り扱われ、今まで葬られていた子供達のいじめ問題が次々明らかになってきている。
一時は【モンスターペアレンツ】という親の問題が取り上げられ、今回は教師や教育委員会が取り上げられ、【警察】も取り上げられた。
昔から、いじめも喧嘩もあった。
ひどく追い込むところまでいかなかっただけに過ぎない。
なぜ自殺まで追い込まれるほどの、執着した事ができるのか・起こるのか。

ここには、今時の子供の問題ではなく親(大人)に問題があるのだろう。
親になると、子供に過度の期待をし、我が子は何か優れているかもしれないとだれでもが錯覚をするのではないだろうか。
赤ちゃんを持つ親は、だれでも我が子が一番可愛い・・・と思うのである。
泣いても笑っても、本当に愛しい思いは、子を持った親であれば同じだろう。
この時は、我が子が一番・・・親ばかチャンリン【親ばかチャン・リン、蕎麦屋の風鈴】とは良く言ったものだ。
それで良いと思う。

時がたち、勉強・音楽・スポーツと、次いでに学校??
勉強は、そこそこでも、スポーツに優れている子。
音楽は優れているが、スポーツは苦手な子。
勉強は大好きだけど、その他は苦手とか。
すべてが苦手だけで、人に優しくて、料理や片付けが大好きな子であったりと、それぞれ持っているものは違っているはず。

我が子がサッカーに明け暮れた時代、小学生時代であるから30年前になるだろうか。
その時代も、親が子供より夢中になり、試合になれば黄色い声とはいえないが、親が興奮しすぎて、【ほら・・走れ・・・】【ダメだよ・・・】【何をやってるの・・・】などなど・・・コーチよりも、コート外の興奮度は凄まじかった。
小学低学年などは、ボールがこなければ、砂遊びをしている子もいた。
なんとも微笑ましいと思っていたのは、ごくわずかの親であり、
多くの親は、凄まじかったと記憶をしている。

もちろん、親が順番での配車当番であったり、お手伝いは当然親も行うことであろう。
我が夫は、審判の資格をとり、試合に夫婦で子供達の引率をしたことも懐かしい。
我が子にもっともっとと期待を掛けることはしなかった。
体を動かし、チームという組織で自分の役割は何かを学べたことだけでも十分であった。
親子で共通の話題としてサッカー談義ができたことは有意義だったと思う。
この当時は、学校の先生や事務の方でサッカーが好きな人々が、仕事の合間にコーチを引き受けて下さった時代だ。
現在のように、多くのお金を使ってなになにクラブ的なものはなく、コーチの方々も奉仕の精神で望んでいた時代だ。
それでも、神奈川では強いチームであったと記憶に残っている。
この時の子供達で、プロになった人はいないと思う。
風の便りに、社会にでて親になり、社会人としてサッカーを楽しんでいる人もいる。
プロの道は、親が決めるのではなく、その素質と導きをしてくださる人との巡りあわせかもしれない。

スポーツでプロになる。アイドルになりたい・・・・子供の夢は無限である。
その中でも、ゴルファーの石川遼君は、どのように育てられたのか気になるところだろう。
お父さんが書かれた書籍がある。

親とは、いかに大事かがわかる。
子育て真っ最中の人は、ぜひ読んで見てもいいかもしれない。
【自分が子育てで迷ったら、親に相談するのが良い】と言うフレーズがあった。
昨今、私は多くの若い人々に【親に聞いてごらん】【国の歴史ではなく、家庭の歴史をしることも大事だね】と伝える時がある。
核家族時代となり、家庭の歴史が途絶え、育児や子育ても雑誌やメディアの報道に頼るようになってしまった。
同居するならば、玄関はそれぞれ・台所もお風呂も別々・・・・という若い方が多い。
私など、古い人間だから、それならば同居する意味がないと思ってしまう。
古い人間が、歴史を伝授し(料理も子育ても・片付けも・・・・家庭とは・男と女の違い・・)導いていくのは年を重ねた人の仕事。
若い人々は、現代風な事柄を老人に手を差し伸べる。
こんな関わり方はなかなかないのかもしれないが、子供達が命をたたないようにするためには、多くの人に関わってもらい育てることを一考する必要があるように思える。
昔の人は【この親にしてこの子あり】とか【鳶が鷹を生む】・・こんな諺をつかったものだ。
自らを思えば、育てた親以上に子供が育つわけもなく日々の平凡な生活から、子供は育っていくのだろうか。

【致知】という雑誌を購買しているのと同時にメルマガを取り続けている。
7月25日のメルマガは下記内容であった。
「偉人たちの一日一言」
~致知出版社が贈る人生を養う言葉~
発行 (株)致知出版社
今日の言葉  2012年7月25日(水)
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仏の教えの根本は大悲である。
大悲こそ世尊の教えの母体なのである。
そういうことを母は小さいわたしに、
無言で教えてくれた。

 わたしが今日信仰をしっかと持つことのできたのは、
深く掘りさげてゆくと、
いつもここにやってくる。

わたしは世の母親たちに告げたい。
それは幼い子になにを刻みつけてくれるかということを。
つまり三つ子の魂のなかに、
なにを注ぎ込んだかということを。
『坂村真民一日一言』より(致知出版社刊)
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子供達がすくすくと成長をし、志や夢を持てるよう、そしてその実現に親が導いていく。
不満だらけの親や・僻みや妬みにまみれてしまった親からは健全な子供達は育つわけがない。
社会が悪い・時代が悪いと嘆いても始まらない。
相手のことを思いやられる子供に育てるには一番そばにいる親しかいない。
何よりも母となれる女性は、子供の将来に大きく影響を与える。
女性よ、賢くあれ・・・と応援したい。

投稿メンバー

江本ヒロミHiromi Emoto
神奈川県出身
いつまでもあると思うな親と金。
心も大きく体も大きいが病気は一切無し。心身ともに健康。