発信力・決定力・スピード感
中央集権体制・明治時代~今まで変わらない。 ここを壊さない限り無理・・・。
こんな事が政治にも・法律にも・私たちに染みこんでいるあらゆるものが変化を拒んでいるような気がする。
そんな矢先、物の安さが、この日本をたどる道を示しているような。
「安いものを追求すれば、必ずリスクがある」
ながら族で耳にした言葉だ。
日本はデフレ、物が安くなっている実感は確かにある。
高値の競争ではなく、安値の競争になっている。
広島のホテルの火災・1泊3900円・バス事故があった料金は2,900円
だれでも安さを求めるために、企業はいかに安くという知恵を絞らなければならない。
会社は利益が取れず、そこで働く人々が酷使され・・・その結果は・・・・。
恐ろしくなる。
デフレ下で起こった事故であろうかとも言われているが、その結果、安全の確保ができなくなっているのかも知れない。
安い!! 日帰りのバスツアーも盛んだ。
「安いよね・・」「良く利用する」こんな声を良く耳にするがその結果、安ければ集客できるということでバス会社の乱立が起こり
ますます安価のバスツアーがはびこっているという。
すこしでも生き残るために、値段を下げ集客をし、長距離運転に一人の運転手という事態も起きているわけだ。
私達が安いものを求めれば、企業は利益を出せなくなり、結果そこで働いている従業員の給料やボーナスを下げざるを得ないか、倒産という道を選ぶか。
そして益々、安価のものを探しだすのだろうか。
昔、昔 私の親は、東京タワーができた時に見学に連れて行ってくれた。
父親と一緒の写真は、これ1枚。おしゃれに白いワンピースに身を包み。
他界した父のあとは、母が年1回 遊園地や大磯へと。
私の母親が、家族をおいて一人で旅行などへ行った記憶はない。
それほど、旅は高価なものだったと記憶する。
しかし、家庭では、外でガツガツしないようにと食べることには十二分に心をかけてくれた。
それは今のように贅沢なものではないが。
昔は、それでも幸せだったのだろう。現在の幸せの尺度が、これでもか・これでもかとエスカレートして久しいのかもしれない。そうそう自らの楽しみや幸せ(見せかけ)ばかりを求めすぎるようでもあろうか。
今の日本は、稼ぐということをさせない安価の競い合い。
税をUPして取るという作業と子供手当や増えるばかりの生活保護費・教育費無料化等々。
配るという作業を行なっているだけのように思える。
取って・配るでは、成長などありえないだろう。
日本という国が、成長する要素があるか否か世界は見ているのだろうに。
中国やインド、その他の後進国の成長は、だれもが知る由がある。
かって日本が成長した時のように。
冷蔵庫、給料の3倍という国。電化製品や車を購入するためにがんばれば給料がUPし、その結果、何ヶ月もかかってお金を貯め電化製品を手に入れた顔は、きらきらと輝いていた。
安いというキャッチフレーズは何を意味するのか。
利用者は安いと飛びつくが、その品物を製造している会社やツアー企画会社で働いているのは、あなたのご主人かもしれないし・お子たちであるかもしれない。
適切な金額で物を得たり、出かけたりすることは私達の家庭を潤す事になるのかもしれない。
家電メーカは、こぞって赤字決算となった。
旅行会社も合併を余儀なくされている。
銀行が統合されたように、保険会社(損保系)も大手3社の生き残りという合併劇が起こっている。
こうなると人員削減・出世の有無・給料UPの伸び悩みなどなど益々、この国は閉塞感をかんじていくのだろう。
みな懸命に仕事をし、きらきらと輝く日は来るのだろうか。
子どもの教育に熱心であっても、今の日本の現状で子育てをしていれば大事な子どもも未来がないだろうに。
取って・配るという税金のたらい回しは、私たちに何を教え・何を学ぶことができるのだろうか。
国民の義務【勤労の義務・納税の義務・子供に教育を受けさせる義務】
権利【生存権・教育を受ける義務・参政権】
http://www.annie.ne.jp/~schim/ultima_ratio/joubun/kenpo/03.html
義務を果たして権利を主張する。
権利請求ばかりでは、国自体が衰退の道を歩むのだろう。
売れないから安価の物がでてくるが、野菜でも・物でも・旅でも、高価なものはある。
安価な物を求める人もいれば、高価なものを手にする人もいる。
それぞれ度が過ぎると、バランスが悪くなる。
一人称・二人称・三人称を学んだことがあるだろう。
自分(私)・相手(あなた)・他人、できるだけ私達は、二人称・三人称を考えた生き方ができれば私だけの利益・幸せでなくなるはずなのだが・・・・・・・。
良い生き方をしたいものだ。
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