春の便りも、いつもより遅い今年だが、南からの桜の便りをテレビにみるにつけ「春=桜」
淡い可憐な花は、何とも心を和ませる。
それにしても、今年のお花見は花冷えに見舞われたが、桜の花が開くのを待つのもよい。
まだかまだかと待つのも悪くないかも知れない。
自然の災害が多いこの頃。
先日の嵐のような突風・暴風雨でも被害が沢山あった。
壁にひびが入った・土台がずれた・建物が傾いた・怪我をして通院をした・風で屋根が飛ばされた等など。
災害は、保険で元に戻すことはできるが、病気が快復するには時間がかかる。
このところ【入院します】【検査を受けます】【手術をします】という連絡が後を絶たない。
喉頭がん・直腸がんから肝臓に転移・胃にポリープがあり・白内障・胆嚢手術・骨折・両親が要介護状態になった・股関節手術・乳がん・子宮頸がん・前立腺がん…。
何もない日がないくらいにお客様からの連絡が入る。
保険に加入いただいたことを感謝してくださる一瞬でもあり、元気になられてくださいと祈るだけしかできないが、お客様の病気と共に戦うという仕事であることを深く考え、心の叫びや悩みを共にさせていただくことを常に心していたと思う。
木の芽時、昔の人々はこの時期は注意が必要と言ったものだ。
木の芽時(このめどき)を辞書で引いてみれば、
【樹々が新芽を吹くころ。早春】
【早春の頃。この時候には人の気持が動揺しやすいという。】
と書かれている。
寒い冬に体がこわばって緊張していた身体が、春と共に重いコートを脱ぐ。
人間ってある程度の緊張がある方が気力を保てるというが、春と共に緊張が解け始め、変化に対応できないと体調を崩すと言われる。
初夏を思わせるような暖かい日があったかと思うと、翌日は花冷えで気温がぐっと下がったり、毎日の気温の変化になかなか身体がついていかない。
温度差は身体のバランスを崩しやすいと同時に、新しい生活の時期でもある。
仕事や学校・転勤・引っ越しなどなど、人間関係の変化もストレスになる。
昨今は、家族内でのストレスが多いとも言われている。
聴いたことがあるだろうか。
【男は閾(しきい)を跨(また)げば七人の敵あり】
【男には七人の敵がいる】PHP新書 河北義則氏
女性も社会進出が多くなり、上記ことばは女性にも当てはまるのかもしれないが、家庭ではやはり女性が強かもしれない…かな?現在では。
【木の芽時】は、健康と自負している人も注意を行っても良いかもしれない。
医学的には、説明ができないが下記HPを参照ください。
春は曙・・・春は肝や頭に注意
知ることは悪くない。
そういう私も、季節の変わり目は体調を崩す。
大事にはいたらないが、年を重ねるにつれ回復が遅くなる。
過信をせずに体調管理は必要だとつくづく思う。
過信と言えば、私たちは健康管理の為に十分な食を厳選しているつもりが、時代と共に変わっていることに気が付かないでいる場合が多い。
豚肉。カロリーが高いという認識が、昨今は飼料が変わり、カロリーが低くなっているという。
カロリーの高さは、その調理方法なのかと思った。
カロリーやタンパク質・ビタミンなど人間に必要なものだが、その奥に隠されている食品中のプリン体など、素人にはわかりにくい。
肉類の中で大発見は、鶏肉にプリン体含有量が多いこと。
プリン体が多い食品と含有量
突き詰めると知らないことが多い。
木の芽時に思うことは、精神の健全と食品・食材をまんべんなく摂取するということかもしれない。
いくら健康を考えての食事も、食べたいものが食べられないのはストレスが溜ることだ。
健康食品と言われるものも、組合せによっては弊害になるとも言われる。
鶏肉が体にいいと言えば鶏肉に走り、きのこが体に良いと言えばきのこに走り、健康食品が良いと言われればそちらに走る。
【おふくろの味】と言われる昔ながら食卓にすることはなかなか難しいが、多くの情報に飛びつくのではなく、昔の人の知恵を大事にした方が良いかな…と思うこの頃である。
心の病気・身体の病気は、だれも自分がなるとは思うことはないのが普通ではあるが、私たちは自分にも起こりうることだと認識しておくことも大事かもしれない。
そして何よりも家庭での生活が心身ともに健全でいられるよう、私たちは心がける必要があるのだろう。
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