神奈川にも、2月に入り2度目の雪が舞った。
ちらちらと舞う雪は、大人でも綺麗だなと空を見上げてしまう。
なんて、感傷にひたっていられるのは、たまに降る雪だからだろう…。
温暖化温暖化と騒がれているが、豪雪地帯は日々の暮らしも危ぶまれている。
北日本から西日本の日本海側は軒並み豪雪に。
雪下ろしも思うようにならない。
80歳を超えても雪下ろしをしなければならない現状をテレビで見るにつけ、どんなにご苦労なことかと心を痛めないわけにはいかない。
そして、雪下ろしが命を奪っている様も何とも切ないことだ。
一瞬垣間見る映像が、若者がいなくなったことを知る瞬間かもしれない。
社団法人 雪センター
リアルタイムに現状がわかる。
スノーパウダーという雪質であるにもかかわらず、ウインタースポーツは閑古鳥の状況。
あちらこちらのスキー場も、閉鎖に追い込まれているのが現状だと聞く。
日本人の【楽しむ】という行為も、大きく変化をしているのだろうか。
スキー場を所有する自治体も企業の収益が減れば税金収入も見込めない。
企業の繁栄無くして、自治体の収益もなく、支出ばかりが増えていくのだろう。
除雪費用は、各自自体の費用を圧迫しているという。
札幌市の雪対策費用は、150億2200万円。
市の予算の約15%ほどが、雪対策費用になるのかとため息がでる。
2006年の豪雪時より、はるかに大きな費用となりそうだ。
各市町村の財政を見ると、その費用は莫大なものだ。
各家庭でも、除雪にかかる費用ももちろんある。
ある年金暮らしで田舎暮らしをなさったご夫婦が、70歳後半になりロードヒーティングを入れたが、その費用は月に3万~4万円とか。
体調を崩しての費用投入が、結果的には電源をOFFにしたと聞く。
都会から雪国へ新たな人生を暮らしている人々の家を見ていると、道路から玄関までのアプローチを整え、外観的には素晴らしい家となったか。
玄関までの階段などなど、寒い冬以外は良いが、年を重ねての雪かきは、なんとも大変だと嘆く。
とある家は、道路から玄関まで雪かきの必要がない設計とし、見た目は豪華さに欠けるが、生活には便利だという。
もともとの豪雪地帯の生活者と田舎暮らしを求めての生活者との比較はできないが、年を重ねるとどちらも雪国での生活は大変なことなのかもしれない。
自然災害は、なかなか予知できない。
【地震が来るかもしれない。来ないかもしれない】
【今年は暑い(寒い)かもしれない。寒いかもしれない】
【雪が多いかもしれない。少ないかもしれない】
何とも判断しかねるが、自然と寄り添って生きるしかないのだろう。
そして何よりも、自らの生活スタイル・家族構成・身体の状況・時代の変化などなど、年々異なってくるということを理解しなければならないのだろう。
ともすると、いつまでも自分は今の年齢のままだと錯覚をし、生活もそう悪くならないだろうと楽観的になり、自分の仕事の行く末はどうなるのだろうか。
年金は今年から支給額の減額がなされるが、今後はどうなのだろうかと、個人ではどうにもならない問題もあるが、【備えあれば憂いなし】の言葉のように
人生の設計をいかになすべきか、今を生きる人々は考えておいた方がよさそうだ。
日が落ちるのが延びた。
春はそこまで来ているのだろうが、豪雪地帯の人々には、春まだ遠しなのかもしれない。
まだまだ、天気予報は冬マークである。
豪雪地帯の人々が怪我をせず、健康でいられるよう祈らずにはいられない。
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