新しい年に願いを込められた方も沢山いることでしょう。
私も、願いを込めました。
それにしても寒さが厳しい、1年のはじまりです。
そんな寒さのなか、凍りつくような話。
子供手当・高校実質無償化などが新しく創設された。
子ども手当が支給され、支給を喜ぶ人もいれば、もっと有意義に使う方法がないのかと思った人、いろいろであった。
今月(1月)支給の給料明細を見てビックリかもしれない。
扶養控除の一部が廃止、縮小された為である。
さて、どのくらい所得税がUPするのか、それぞれの家庭に子供の年齢・年収にもよるが、給料の手取りの額はたしかに少なくなった。
働く私たちの手取り額が減る。
2012年には住民税もUPが決まっている。
国・地方合わせて1100億円の増収額を予定しているという。
消費税のUPも国会で、再度持ち出された。
国民年金も月何百円かもしれないが減額と報道をされた。
相続税控除額も議題に上がっている。
増税ではないような気がしないほどに、じりじりと収入に変化がおこるだろう。
こんな話をしていると、とある人が呟いた。
34、5年前、住宅ローン9%時代。
貧乏だった。
専業主婦の時代は住宅ローンと生活だけで 精一杯だった。
子供たちのおやつは手作り・衣類も手作り・近くの公園・近くの川で子供たちを遊ばせた。
お弁当持参で。
子の為の医療も無料ではなく子供手当などなかった。
子供将来を考え、仕事にでるようになった。
妻の国民年金は、もちろん払っていた。
妻の年金が、サラリーマンの夫に組み込まれた時代に働くようになりこの恩恵も享受できなかった。
働いて働いて、その結果沢山の収入を得ることができた。
扶養控除枠で働き、税金を少しでもすくなくする。
そんな事はできなかった。
働いたら税金は納めるものと思っていた。
私立高校に通った子どもが補助金の申請用紙を持ってきた。
しかし夫婦共の年収で計算するとここでも補助の享受はできなかった。
本当に懸命に働き、家庭を幸せにしたいという一途でした。
自分の力で働き収入をいただくことが尊い事だと思っていました。
国からあてがっていただく事をしないでも暮らせることは幸せなことだと思いました。
しかし最近の世の中を見ていると、子供手当てだの医療費無料など高校授業費の無料化・幼稚園の補助金などなど沢山の援助というのでしょうか、なにもしないでも得られるお金や見えないものが多くなりました。
車や家電の金額は昔よりずっと安くなっています。
もちろんその他の物価も27年前に比べると安いように思います。
どこの家も車は2台。
主婦が働かなくても2台ですよね。
私たちの時代は、2台の車を維持することは容易ではありませんでしたね。
私には今の若きご家庭は裕福に見えますね。
旅行や外食・買い物と女性は自らを磨くためにエステや趣味とお忙しい日々のようですね。
私など、仕事と家庭のことだけで精一杯でしたが。
色々なことを行う能力がなかったのでしょうね。
子供たちは、3つも4つもお稽古や塾と。
そのくせ、給食費の滞納なども話題になりますが、国が赤字と発表しているにもかかわらず、国民が税金から得るものは、先に付けが回ってくると考えないのでしょうかね。
私のように働いて、国民年金をキチッと支払ってきた者も、サラリーマンの妻として年金の支払を猶予されていた人と、いただくときの年金額は
払わない人の方が多いのですよ。
私は税金も沢山納めてきましたがね。
まあ、憂いでも仕方ないですね。
今は、こうして穏やかに暮らせます。
共働時代、夫にも子供にも不自由をさせましたが、懸命に働き税金も納めるという姿勢は子供たちに受け継がれました。
国民としての義務は果たしてきましたから。
そろそろ自分を解き放してもいいかなと思いましたが、今の日本の国を見ていますと子供達や孫の将来を憂います。
貧乏性なのでしょうね。
自分の楽しみは、もっと先に延ばしても家族のために費やしたいと思います。
それでも、今が幸せです。
と結ばれました。
小さな・小さな積み重ねが、やがては大きく花ひらくと教わった。
コツコツと正直に・人を思いやることを忘れずにも教わった。
国・社会がどうであろうが隣がどうであれ【教育の義務・勤労の義務・納税の義務】を改めて振り返った一日であった。
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