ビートたけし氏の本を読んで
【ヒンシュクの達人】 小学館
※ 視野の狭いオタクが飯のタネにされる構図。
この中で、下記解説をしている。
「大人気ドラマの決めゼリフだとか、新型のスマートフォンの機能だとか、どうでもいいことばかりが話題になっているけど、国民の生活にズッシリのしかかる消費税の話は、みんなサラリと受け流すってのは一体どういうことなんだろう。」
世界の国々で、政権に対する激しいデモや貧困に対するデモなど、自分たちの生活を守るためには、多くの国民が声をあげ、行動を起こしている。
国に抑えられ、声も出せず、行動もできない国もある。
この日本では、どうだろうか。
忍耐強いと言えば聞こえがいいが、「どうせ、かわらないよ」「めんどくさい」「世の中なんて、どうでもいい」などなど。
声をあげ行動をする人の方が少なくなった日本なのだろうか。
※ 下記(ヒンシュクの達人)参照
それでも、一つの対象や趣味にかけているのだろう。
人気のAKB・新しいスマホを購入の為に何日も並ぶ・行列のできるラーメン屋やスイーツのお店・レストランなどなど・・・・。
カリスマの定員のいるお店もあった。
この狭い世界で満足をし、国がどう変わろうと、それなりに生きていく。
志を持ち、がむしゃらに働き夢を追いかけた昔人とはずいぶん変わってしまった。
税金があがろうが、給料がさがろうが、できるだけ目をつむり、無理をせず、楽に稼いで、その範囲で自分の好きなことができれば良しとするという人間が多くなったという。
回りを見渡しても納得ができる。
自分の視野を狭めて生きている人々がいる一方で、この人たちを飯のタネにしている賢い人々もいる。
今の時代は二極化されていて、頭のいいやつらは与えられた状況に満足している人々をターゲットにし、その人々の趣味嗜好にあったものをあてがい商売をし、視野の狭いオタクが気が付かないうちに儲けている図式だと。(本より)
オタクであっても大きくなっていく人もあり、目標を持ち勤勉に努力に努力を重ねた人が幸せにはなれない場合もある。
どちらがいいのかの判断はつきにくいが、趣味嗜好はめまぐるしく生まれ消えていく。
人生80年と数えれば、人生の半分以上を趣味嗜好で生きてきたならば、人間の最後の後半は、どう生きていくのだろうかと老婆心ながら心配になる。
「余計なお世話」と言われそうだが。
物事をはっきり言い切れる人が、だんだんと天国に召されていく。
余計な事(本当は必要な事)を言ってくれる人もいなくなった。
日本の生活歴史を語れる人も少なくなってきた。
生まれては消えていく、趣味嗜好に追いかけられ(追い続け)、それはこの先どうなっていくのだろうか。
大人が見本になれない時代。
若者たちが、溢れでてくる情報を追い続け、選別せずに生きて行かなければならないこの状況を打破することができる日を、切に祈らざるをえない。
それにしても情報が多いな・・・と思う。
冷凍食品毒物混入が解決に向かっていると。
捕まったお方は、会社に不満があり・給料の低下・自分はより新しい人が優遇されているとか・・・。
こんなことが報道から流れてきた。
その昔、仕事がうまくいかない人の特徴を読んだことを思い出した。
・会社や上司を批判し続ける
・自分はちゃんと仕事をしているのに
・出来ない理由ばかりを見つけるのが得意
・(ブーメラン)の法則が理解できない。
確かこんなことだった。
※ ブーメランは投げれば手元に戻ってくる。つまり、不平不満だらけで相手を批判したり不愉快にさせたりすれば自らに戻ってくるという意味
そういう私も、情報に惑わされることなく日々過ごすことができるようにしたいものだと思う。
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