あれよあれよという間に梅雨入り。
気温が上がったかと思えば、寒む―――。
家の中は、洗濯物がぶら下がり、これだけでも気分が滅入る。
関東では、平年より3日早く・昨年より5日早い梅雨入り
それでは、梅雨明けの予想は、平年は7月21日ごろ・昨年は7月6日。
今年は、いつになるやら梅雨明け。待ちどおしくもある。
大雨の影響で被害も多くでなければと思う反面、雨が降らなければ・・・水も農業も・・となるわけだ。
自然は、なかなかバランス良くは答えてくれないものだ。
あるご家庭を訪問した。
沢山の重きことがらを抱えて、母子家庭となり、それでも一人は大学を卒業し就職をなされ、もう一人は20歳となり、大学生活をおくっていた。
目的は、教職。
お母さんは、まさかの自分の人生の道を踏まえて、女性でも手に職をもつよう言い続けてきたという。
子どもたちは、アルバイトもこなし・教育資金を借りての生活。
質素の暮らしをしていた。
そのお母さんの夢は、「家を買いたいんです」
自分の命の重さも考え、子どもたちの将来のために、あそこのレストラン・こちらのブランド・旅行などとはほど遠い生活だが、子どもたちは素直に大人の話に耳を傾けられる子に育っていた。
まだまだ、お金のかかる時期(大学卒業までは)
元夫の仕送りも、20歳になったために打ち切りとなった。
この事に関して、不満を抱き、誰かに聞いてほしかったのだと語り始めた。
「酷ではあるが、20歳まで仕送りをしてくれる人は、そう沢山はいないということ。
きっと沢山の収入でなかったと思いますよ。その中から、長きにわたり仕送りを続けてきたことは貴重なお人かもしれませんね。
元夫にも、その人の人生があります。受ける方は、当然な思いであり、送金してくるのが当たりませと思うのもあるかと思いますが。
元夫にも幸せになる権利もあるかもしれませんね。
きっと、送金しているあいだ本当に食べるだけの生活だったのではないでしょうかね。
老後も間近にして、子どもたちにとって、どんなことがあってもお父さんはお父さんですね。
自分たちの生活のみ幸せを願って、子供のお父さんのしあわせも考えていかれたら、子供は男性に対して嫌悪感を抱くこと無く、結婚をし・子供を持つことができるように思いますよ。
男性とは・・・をお母さんの思いだけで、子供に伝えてしまうことは危険なことかもしれませんね。
腹の中は、煮えたぎっているかもしれません。
こんな人生ではなかったと。それは私にもよくわかります。
それでも子供には、真実を告げられるまで、大好きだったお父さんのことをダメ人間として扱わないようにしてあげてください。
子供はいつか、真実を冷静に見れるようになります。
お母さんが、懸命に努力し大学まで通わせてくれたこと。
お父さんは、子供が成人するまで仕送りを続けてくれたこと。
ご両親の懸命な努力があり、手に職を付けられるような大学まで行かれたこと。
お母さんが、お父さんのことを悪く悪く子供に伝えれば結婚に踏み切れなくなること。
子供がいたせいで、自分の人生が苦しかったことを伝えれば子供は子を持つことに躊躇するのかもしれませんよ。
性格も家庭環境も異る人同士が結婚をいう形を取るわけですから、人生の中で一番の大変な事業は結婚かもしれません。
でも、家庭をもつことで、我慢や辛抱することを学び、喜びは2倍・3倍になるのかもしれませんね。
家庭をもつことにより、親の苦労も理解できるようになるのだと思いますよ」
こんな話をしつつ、
「聞いていただいてありがとうございます。
そうですね。親にも話せないことなので。子どもたちは、お父さんのこと大好きなんです。
私、頑張ります」
人に聞いてもらったことで、声も明るくなった。
「そうだね・そうだねとは言わない私ですかで、心が軽くなるのであればいつでもどうぞ」
と締めくくった。
大学生の娘さんは、炒めしを自分でつくりお弁当に。アルバイトへ。
質素なものですが、買えばいいや・・の精神はなさそう。
化粧はしていなくても、十分綺麗で知的なお子さんでありました。
化粧バッチり・雑誌から飛び出したような姿形ではないけれど、真の美しさはありのままの姿でいることかもしれない。
就職したお子さんが、家にお金をいれるようになった。
「多いのか少ないのかはわかりません」と言われ
「でも、このお金は使いたくないんです。貯めておきたいのです」
ご苦労が沢山あっても、子供の将来に対して目的意識を持ち、子育てしている姿に拍手を送りたい思いでした。
お母さんの役割の大事さをつくづく感じる1日でもありました。
梅雨時、お目にかかったご家族に
私自身、ジメジメを忘れ、晴れ晴れでありました。
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