20160819

2016年8月5日に開幕したリオ・オリンピック。
21日の閉会式まで、残すところわずかになった。

多くの若者が、泣き笑いをした時間だったような。
嬉しさ・悔しさ・・・・どちらの涙も輝いていた。

若者たちがインタビューで、必ず伝える【感謝】という言葉。
4年に一度の祭典の華やかな場の裏に、どれだけの努力をしたのだろうか
想像を絶する。
その環境をつくってくれた家族やトレーナー・友人・応援者などなど
感謝の言葉を述べる姿は、とても清々しく思える。

厳しい環境に置かれた若者たちが、スポーツを離れても【感謝】という気持ちで
暮らすことができることを願ってやまない。
日本人が失ってしまった(失いつつある)【感謝】という気持ち。
自己愛(認められたいという病)者が急増しているという。
自己愛が強ければ強いほど、争いがおおくなる。
日本も他国も、多くの争いがあとを絶たない。
日本では、【みな平等】という時代が敷かれたのはいつのころだろうか。

江戸時代には、士農工商という身分制度があり
明治時代には、華族制度があり・戦前までは階級という意識が根付いていた。
ある程度の階級がなければ、大学にも行けない時代があった。
【身の程を知る】当たり前のことであった。
家庭環境は、一番自分が知ることになる。親を見ていて
昔の子供は、しらずしらずに【身の程を知る】を心得ていたのかもしれない。

中学卒業の金の卵といわれた集団就職時代。
現在は、右を見ても左を見ても大学卒業時代。
【猫も杓子も大学受験】と言われて久しい。
【みな平等】主義が、現在の自己愛増加を加速させているという。
あれ私は恵まれてない・・・・となる。
SNSの普及で、平気で嘘の自分を演じることもできる。
いかりは、すべて他人にある(子育てにも・教育にも影響か)

すべては、不満の爆発なのかもしれない。時代の変化で不満分子が成長している。
オリンピック選手のように、自分に自分で打ち勝つ以外
人間の満足感や達成感を味わえることはないのだろう。

他人と比較せずに、自らを戒めながら生活するのは
昔より、難しくなっているような。
自己愛の強い親に育てられれば、子供も同じ道を歩むと言われる。
【身の程を知る】この言葉も死語に近いだろう。

与えられた環境や生活も、自らの力で勝ち取ることを認識できると
いいのに・・・・。
リオ・オリンピックで活躍する若者から
多くの事が学ぶことができた。自分の力で勝ち取る。
奢ることなく【感謝】の気持ちを持つ。
できそうでなかなかできないが、自分を奮い立たせなければ
ならない気がした。

投稿メンバー

江本ヒロミHiromi Emoto
神奈川県出身
いつまでもあると思うな親と金。
心も大きく体も大きいが病気は一切無し。心身ともに健康。