冬の間は、温かい部屋と浴室との温度差が10度以上になる事があります。
この温度差が、入浴時に血圧の急激な上昇や下降が引き起こされます。
これを、「ヒートショック」といい突然死の大きな要因になっています。
入浴中の死亡事故は年々増加傾向にあり(年間約14,000人)、交通事故死(年間約10,000人前後)よりも多くみられます。
(東京救急協会「平成12年度 入浴事故防止対策調査研究の概要」から)
トイレに入った時も同様に、事故が発生しやすくなります。
しっかり予防することをお勧めします。
予防法
- 脱衣所に暖房器具を置くなどして、入浴前に脱衣所を暖かくしておく
- 浴槽のふたを開けたり、服を脱ぐ前に浴室に温かいシャワーをまくなどして、浴室を暖めておく
- 湯船に入る前に、手や足といった末端の部分からかけ湯をして、徐々に体を温めていく
- いきなり肩まで湯船に沈めずに、足からゆっくりと入り、徐々に肩まで沈めていく
- お湯の温度は42度以下にして、入浴時間は、ほんのり汗ばむ程度にする
- 湯船から出る際は、急に立ち上がらずにゆっくりと立ち上がり、湯船から出る
- 飲酒後の入浴は避ける
- 入浴の前後にはコップ1杯程度の水分を補給する
- 3大疾病の時に払われれる生命保険等に加入しておく。
一時金が出るタイプなら、治療で仕事を休んだ時の収入の補填や、治療費に当てることができます。