秋晴れにはほど遠く、今週も台風の発生や竜巻などなど自然の猛威を感じることが多くなった。
スカッとした秋晴れを早くに、と期待しているのだが。
【毒母】と言う言葉が酷く心を痛める。
本屋に行けば、身近に【毒母】に関しての書籍がたくさん出回っている。
それでは【毒父】はいうと、これから表面にでてくるのでしょうという。
1)否定型 2)過干渉型 3)支配型 4)依存型
どれもこれも昔育ちの私には、親から受けることは当たり前のような気がしないのではないが。
何人も子を育てていた時代、機械が進み家庭の仕事は変化し、子供の数も少なくなり、母親業とは昔とずいぶん異なっているのであろう。
ある母親が「私は毒母でした」と言われた。
自分がやりたいことできなかったことが沢山あった。
だから子供には水泳・サッカー・ピアノと子供がやりたいと言うのではなく、私がやりたかった事を子供にやらせてきた。
ある時、子供とギクシャクしだした。
【決断】できない子供になっていたという。
親が敷いた路線にただ乗っかっているだけの子供。
自分の意志や思いは、言わなくなっていたという。
このお母さんは、自らカウンセリングを受け自らを改善していったという。
【自分の理想と願望】を子供に押し付けていたことに気が付いたのだという。
つかず離れずの状態を保てるようになったと言われた。
このお母さんは、毒母という称号を与えられる前に、自らを省りみたまれなお母さんかもしれない。
さて【毒母】という子供たちの声と言えば(成人している女性)
- 物心がついた時から母親に苦しめられてきた。
- 子育て失敗したわ…の母親の声。
- 母は怖い。メールがきただけでドキドキしてしまう。
- ヒステリックになる。家事の放棄。
- 家庭を顧みない母だが、子供の行動を束縛する。
- 飲み会やら会食やら、家庭より大事なものがある。
- 兄弟姉妹の比較。(頭が悪い、通信簿が悪い等々)
- 100点とっても当たりまえ。
- 子供は粗末な服装。親はブランド物で着飾る。
- 子供が決断をすれば、まだこっちもあるんじゃない?と決断の阻害。
- 反論したり、親の思いと違うことを言うと許さない。
- 子の配偶者の悪口をいう(夫婦の仲たがいを願っているような)。
- どこに行くの?帰りは何時?デートの時も電話あり?私、30歳過ぎですよ。
書いたらきりがない。
子供から離れない母親。そして毒母の陰には、自分の配偶者と上手に暮らせていない現実もありそうだ。
【子育てに必要な4訓】
- 乳児は、しっかり肌を離すな。
- 幼児は肌を離せ、手を離すな。
- 少年は手を離せ、目を離すな。
- 青年は目を離せ、心を離すな。
昨今報道で17歳の男子が祖父母を殺害し金銭を盗むという事件が報道された。
裁判が行われ、事実がだんだんと明らかに報道されてきた。
この少年の壮絶な17年間の人生は、毒母としかいいようがない。
それでも子供にとっては、親を選んで生まれてくることはできない。
事実は本人にしかわからないのだろうが、垣間見ると母を失いたくないのは子供の本意であろう。
だから母の言うことを聞いてしまう。
子供は奴隷ではなく、社会に巣立出せるのが母の仕事。
子育てに必要な4訓を読み説けば、子供に接する自分を見出すことができるだろうに。
多くの子供の事件や家庭内暴力・不登校などなどに繋がっていると発表されつつある。
多くの子供が、自分たちのように大人に成長できるには、ただ衣食住だけではないだろう。
自分で生きることができるまで、子供たちよ頑張り続けろ!と言いたい。
ただ、毒母と認識できる母親は少ないのだという。
なんとかならないものか…。
溜息は深しである。
子を育てることは、大事業である。
言うことを聞かないことを咎めるのではなく、遠い将来、成長した子供たちを温かい目で見つめられるようになりたいものだ。
子供と共に親も成長できたらいいのに。
投稿メンバー
投稿の一覧
- 思うまま感じるまま2018年2月9日立春の声は聞けども
- 思うまま感じるまま2018年1月19日政府の改正案・・・
- 思うまま感じるまま2018年1月9日新しい年 2018年
- 思うまま感じるまま2017年12月29日一年間、ありがとうございました