日本の化学者お二人が、今年は化学賞を受賞した。
日本人で化学賞、今年のお二人を含めて7人になった。
アメリカ・イギリス・ドイツに次ぐ受賞者数となった、
物理学賞は、2008年受賞した益川氏・小林氏を含み6人
文学賞2人・平和賞1人。
ノーベル平和賞
いつも【凄い】という感情だけノーベル賞の受賞を見聞していたが、今年は興味をもった。
それは、ノーベル平和賞を受賞した中国人【劉】氏。
投獄中の中国人活動家であると報道されていた。
昨今、中国は経済大国となり、目覚しい発展はだれでも承知である。
そこに投獄されている【劉】氏の平和賞。
興味がわかないわけがない。
中国共産党という一党独裁の中国で、言論の自由・表現の自由を訴えて服役中だという人物のノーベル平和賞受賞。
中国政府はノルウェーとの間に否定的影響を及ぼすと関係悪化を警告されたと発表された。
中国国民は、情報を遮断され事実を把握出来ない現状があると。
しかしインターネットも進み、一国が国レベルで国民を欺く時代ではないように思うが。
日本で尖閣諸島の中国漁船問題も新しいが、中国から日本への観光客の足止め・予約のキャンセル・民間企業社員の拘束など、日本に報復ともいえるような行動をした。
日本からの中国旅行ツアー顧客も大幅に減少しているという。
この【報復】という手段で物事を解決しようとする国が未だにあることを、私たちは新たに受け止めなければならないように思う。
【劉】氏の喜ぶべき受賞が、この国に及ぼす影響は何か目が離せない。
自国の利益優先が他国に大きな問題を引き起こしている事実は歪めない。
アジアの国の同胞として、お互いの発展を願っていたのだろうが、一国のエゴはそれ以上の発展を生まない。
ノーベル平和賞服役中の受賞者は、世界をどのように動かすことができるのか見守っていようと思う。
化学の分野で、ノーベル賞受賞は私たちを元気にさせる。
学力低下の続く日本で、【化学者になる】なんて言う子どもがでてくるだろうか。
世界の役に立てる研究は、目先の欲望や自己の幸せだけを考えていたならばなかかできないことだろう。
大きな視野で、人の為に役立てることと研究に没頭するわけだ。
その評価は、長い年月かけて自らに戻ってくるのだろう。
いつの時代も【勤勉たれ・人の役に立てる人間であれ】は変わらないのかもしれない。
未来の子供達が、大きな視野で物事を見聞できるような社会をつくらなくてはならない。
これは現在大人と言われる人々の責務であろうか。
本のお勧め
- 【武士道(サムライ精神の言葉)】 青春出版
どなたも読まれた本でしょう。
2004年の第1刷、本棚の片隅にあったものを再度手にとってみた。
女々しく生きたらいかんと自らに言い聞かせて。
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