3月に入り卒業式を迎える季節になった。
高校入試も決まり、訪ねてきた中学3年生の女の子が、
「中学の3年間は楽しかった」
と言い、卒業アルバムを見せてくれた。
昔と違い、みな美男美女揃いであった。
ええ?中学生の写真?
私たちの時代の卒業アルバムには、いかにも斜めに構えた中学生がいたものだが、現代の若者の髪型や穏やかな顔に【昔と違う】発見があった。
さて、外務大臣の前原氏が辞任をした。
外国人による献金、脱税企業からの献金とか言われている。
この辞任劇は、日本の政治の失望感を世界に対して与えた。
野党は鬼の首をとったような態度に、自らの首も洗っておく必要があると認識したうえでの事だろう。
かつての首相福田氏の外国人企業の献金問題はもうお忘れなのだろうか?
のど元過ぎれば…という言葉があるが、議員バッチを付けている人々は選ばれた人々であろう。
手本になるような人々が、与野党に分かれてお互いを叩きつぶす為に、日夜国税を使って奔走しているのだろうか?
企業といえば、できるだけ会議は短く効率良くがモットーだ。
国会は、効率悪し。
日本の現実・未来を議論するのではなく、過去を暴く為にあれだけの長い時間を費やしていて良いのだろうか?
次のターゲットは厚労大臣か?
専属主婦の年金漏れ問題を取り上げ、ドミノ倒しのように大臣を倒していくぞという姿勢に、こちらも辟易する。
過去に遡り年金問題を放置したのはいつからかと考えれば、民主党という現在の政権の問題ではなく、過去・現在を通じて国会議員や税金で給料をいただいている人々すべてに責任があろうが。
もうお忘れだろうか?ウェルシティ・ハートピアという名前を…。
箱モノをつくった責任は取らずに、売却(100円なんてあったような)をしたり、今でも放置され廃墟になっている施設を全国でたくさん目にする。
現実は、放映もされなければメディアにも出てこない。
お忘れでしょうか…。
法律は確かに守らなければ法律ではない。
しかし時代に沿っていない法律を改定もせず、一昔二昔の法律で現在を問うのはあまりにも時代錯誤だと感じる。
解散し政権交代を望んでいるのだろうが、現在の国会ではだれが舵取りしても同じことが起こるだろう。
そう思わないのは、議員バッチを付けている人々だけだろう。
とあるテレビ番組で、マニフェストは絶対に守らなければならないという人は2人。
この2人は、国会議員だった。
残りの人たちは、マニフェストは、時と場合によっては変更することもあって良いと答えた。
ということは、国会議員の与野党が掲げたマニフェストをお互いに叩きつぶしているだけのようだ。
そういう私も、マニフェストは変化しても当然だろうと思う一人だ。
国家予算の歳出ができなければ、子ども手当もあったものではない。
企業でも変更は当然起こりうる。
家庭でも生活のシミュレーションをして、余儀なくした出来事に修正をするだろう。
世の中音痴は、国民ではなく議員バッチを付けている人々であり、税金で飯を食っている人々であろう。
私たちが選んだ議員だ。
国民にも責任があると言われるのであれば、国民の真の意見を反映できる機関が当然あっても良いだろう。
ソーシャル・ネットワーキングという世界共通のサービスの普及により市民革命も起こる時代だ。
日本は、革命を起こすほどこの国に興味を抱く人々も少ないのかもしれない。
水面下で、この国の為に働く人々もいる。
ボランティアの人々も沢山いる。
放映されない国会では、この国の為に尽力されている人もいるであろう。
放映される国会は、日本の国民でさえ辟易するのであるから、これが全世界で見ることが可能であれば、日本と言う国は世界から取り残されても
当然と思える。
三面記事的な報道に興味を示す国民にメディアは私利私欲で対処してはならないと思う。
この国を守るという強気姿勢が、すべてを変化させていけるのだろう。
私たちは、この先の若い人々に希望が持てるようにしなければと深く考える。
国会の放映を子どもには見せたくないと思う。
暗い洞窟に入り込みそうだ。
日本の良き所はたくさんある。
本来の日本らしさを再度掘り起こし、背中を丸めていないで背筋を伸ばしたいと思う。
薮中三十二氏 元外交官だ。
【国家の命運】という本が新潮書から出版されている。
この本の最終に結ばれている文章に、
【時代を嘆いているだけでは何もはじまらない。
時代は人間がつくっていくものだ。
若い人には未来があり、その未来を示すことができれば、この国にはまだ希望がある】
こう結ばれていた。
国を動かすことはできないが、周りの若者たちが胸を張り、未来に立ち向かえるよう少しの手助けをしたいと思う。
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