暦1枚になると、何かと気ぜわしくなる。
毎年・毎年、同じ事なのだが。
窓掃除・換気扇・トイレ・お風呂・台所・照明器具・サッシ・カーペット・床掃除
ほんと。いっぺんにこの暮れに、こなすとすれば、ママの顔が鬼のようになるのもわかるような。
お正月を迎える前には、クリスマスもあり・子供達がお休みに入り・おせちの用意もしなければ・・。
パニック症候群!!
なんて思いきや、今時ハウスクリーニング・かな。
換気扇はお父さん・・・・あれあれこっちもお父さんなんていうこともあるような。
それにしても、暮れの昔からの習慣。
大掃除、少し知ってみよう。
http://www.tendai.or.jp/houwashuu/kiji.php?nid=15 http://www.geocities.jp/tousen38bun/essay/life/20family/041213.htm
昔昔の話となるが 我が家の大掃除を思い出した。
【何十年前の話し】と問われるように思うが、畳をあげて、外に干す。
その間に畳の埃をはらう。
畳を上げた後の床は、黄色くなった新聞紙を取り替え、床を掃除し、日に乾された畳を、元の場所に戻す。
http://nishimura2460.blog108.fc2.com/blog-entry-166.html
ガラス窓を磨き上げ、煤払いで家の埃を払い・障子の張替え・床をワックスで磨き上げる。 神棚を清める。
朝から家族総出の行事であった。(小さなも子供もそれなりに)
その間に、母親はお正月の料理の仕度。
出来上がった品を口に入れてもらった記憶がある。
一夜飾りはやってはいけない。
すべての飾りは、30日までに終わるとか、いろいろ教えられたことがある(この習慣は、お若い方も守っているような・・)
お正月は福を呼ぶ神様がお越しになるわけだから、三が日は掃除(掃き出す)をすることはいけないのだよ。
考えてみれば箒での掃除のこと。
今や【掃き出す】なんて言葉は死語で、ゴミは掃除機で吸い込むですね。
拭き掃除、みんなでよ〜いドンで、拭き掃除の経験がある人が少なくなり、くるくるワイパーが拭き掃除・・そんな時代かもしれない。
掃除一つ取っても、昔と今は様変わりをしたものだ。
人間が変化しただけではなく、家の仕様・畳から床へ・布団からベッドと言うように、私達の生活が大きな変化をしていったわけだが、新しい年を迎えることの意義は知っておき、子供達に伝えていくことは必要なことの ように思う。【昔ながらの日本人の基本(型)】
無着成恭氏の名言集の中の言葉。
【そりゃあんた、型がある人間が型を破ると『型破り』、 型がない人間が型を破ったら『形無し』ですよ】
という名言があった。
この言葉をふと考えるところがある。
なんでも基本(型)を知るということ。
知った上で、新しいことに向かっていくところに 進歩ありなのかもしれない。
仕事でも、基本(型)なくして、新しい考えも及ばない。
すなわち【型無し】でしょうにつながる。
人間としての基本・家庭生活一般の基本・子育の基本・仕事の基本・ 社会人としての基本・・・・・※ 基本=型
長い時間、時代を見続けている私には、掃除一つ取っても・新しい年を迎えるにあたっても 【基本(型)】の伝授が失われ、日本古来の伝統も失っていく。
そう言われても、新しいものしか知らない世代の方が多くなったことも事実だ。
困ったときの神頼みもありだが、神社仏閣は日本古来からのしきたりを守りつつ、生き続ける場所でもある。
新年を迎えると、初詣に出かける人も多いだろう。
折角であれば、新年を迎えるにあたって、参拝した神社の一年を学ぶこともよろしいかと思う。
そうそう、なんでも手に入る時代には考えられないことかもしれないが、新年を迎える準備の中に、新しい下着・洋服・箸・お茶碗などが用意されていた。
子供の小さかった時は、私も母の教えのごとく行ったものだ。
今は孫に、同じように新年に着る真新しい洋服を用意している。
【気持ち新たに】どこまで伝承されるかわからないが、せめても日本人としての 昔ながらの基本(型)があったことを伝えることができればと、年齢を重ねた人は、昔昔を伝えていく義務があるのかもしれないと 暮れの行事をこなしながら思う事柄でもある。
それにしても、【もう幾つ寝るとお正月】
私も、スピードをあげなければ・・・・・。
それにしても寒さが身にしみる。
今年は寒い冬になりそうな。
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